フードロスを解消できる「TABETE」とは?
皆さんこんにちは。
最近、外で外食とかスーパーで買い物しても食べきれなくて
捨てちゃうことってありますよね…
今回はそんなフードロスを解消するためのサービス
「TABETE」についてお伝えしていこうと思います。
「フードロス」「食品ロス」という言葉を見かけたことはあるでしょうか? これは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。
日本国内では毎年なんと600万トンの「食品ロス」が出ているのだそう。
飲食店においては、材料を仕入れて調理したものの、
天気やコロナ禍で人の動きが読めないなどの原因で、
思ったように売れない場合も多く、
どうしても売り切れない商品が出てしまうものです。
それを解消できるアプリが「TABETE」。
手軽に利用できて、
エコにも貢献できるというアプリをチェックしてみましょう。
飲食店では前日までに仕入れはもちろん、
仕込みをすることが多いのですが、お客さんが思うように来なくて、
余ってしまうということが起きます。
また、当日に予約のキャンセルが出てしまうことも。
食品は洋服や雑貨のように翌日に販売するということができないものが
多いので、余った食べ物は捨てられてしまう運命でした。
そうしたときに、アプリに掲載することで、
買いたい人にお知らせしようというのが「TABETE」の仕組みです。
カフェやレストラン、パン屋さんなど幅広い飲食店が
首都圏・各都市圏を中心に1,525店舗登録しています。
お店は、廃棄の危機にある食べ物を1品から出品することができ、
出品したメニューはすぐにTABETEアプリに掲載されます。
お店によっては、作りすぎた食事以外に、
いつもはお店では出さない食材の端材で作った
「TABETE」でしか買えない商品が出ていることもあるそう。
また、賞味期限間近ということで、
多少割引かれた値段で出品されていることも。
「『TABETE』では、各商品の出品理由なども書かれていて、
ロスになってしまう事情やお店の思いも知ることができます。
『納得感のある消費』をする機会にもなると思います」と、
「TABETE」を運営する(株)コークッキングの広報担当さんは話します。
買う人はアプリを見て、欲しい商品が出ていたら注文しカードで決済。
お店に伝えた時間に取りに行くという仕組みになっています。
この購入のことを「TABETE」では「レスキュー」と呼んでいます。
2020年4月1日から2021年3月31日までの1年間で計73,680食が「TABETE」を通して廃棄の危機から「レスキュー」されたそう。
重さにすると推計36.8トン!
これは捨てられていれば燃えるごみとして処理されていたはずで、
食品ゴミの削減を通じて推計101.3トンのCO2排出削減に貢献した
計算になるそう。
言い換えれば約36.8万個分のおにぎりの廃棄を削減したことになり、
杉の木の約7,200本分の年間CO2吸収量にあたるそう。
フードロスは社会課題のひとつであり、誰でも関係のあるテーマ。
身近なお店で食べ物を『レスキュー』するというところから、
関心を持ってもらえたらうれしいですね。
自分の欲しいものを購入しただけで、
エコに繋がるというのは素敵ですよね。
今回はフードロスを救うアプリ「TABETE」についてお話いたしました。
お気に入りのお店を助ける気持ちで使うもよし、
レスキューしたいという気持ちから初めてのお店を訪れるもよし、
ご自身のその日の気分に合わせてお店とのご縁を
楽しんでいただけたらうれしいですね。
初めて行った場所で、アプリを起動してお店を探索するのも楽しそう。
いろいろな楽しみ方で、気軽にエコ活動しましょ♡