労働環境の問題
世界の失業率が1990年代よりは下回っているものの、
年間340万人以上の失業者を生み出し続けているからです。
その総数は今や2億人を超えて増え続けています。
増える労働者と足りない雇用
2000年以降特にアフリカでは人口の増加に対する、
雇用が足りていません。 その結果、増え続ける生産年齢人口の増加を
満たすためには2016年時点から2030年までに毎年約3000万件の
雇用創出が必要とされていて、その数は合計世界全体で
4億7,000万件にもなります。
雇用が足りないとどうなるの?
雇用が足りなくなることにより、SDGs目標1「貧困をなくそう」の実現が困難になり、貧困から飢餓への負の連鎖の加速を引き起こしていくことに
なってしまいます。 また貧困による社会的不満や不安は移住、移民を
引き起こします。 この結果、移住、移民先の国では労働力の確保や
経済成長に寄与する側面もありますが、現地での課題解決力の欠如にも
つながってしまい、SDGsの掲げる様々な目標達成実現に大きな影響を
及ぼしていくことになります。
持続可能な開発目標達成のために、
持続可能で働きがいある雇用が今求められています。
国際労働機関(ILO)では以下のようにジェンダー格差の問題を
指摘しており、ジェンダー格差の問題が「働きがい」の解決にも
密接に関わっていることがよくわかります。
特に懸念すべき労働市場の機会に関するジェンダー格差は、
数多くの分野にまたがって根強く残っている。
例えば北アフリカでは、労働力人口における女性が2017年に
失業する確率が男性の2倍に上る。 アラブ諸国の女性にとって、
この格差はさらに深刻であり、失業する確率は男性の2倍以上、
男女間の失業率格差も12ポイントを超えている。
アフリカ、アジア太平洋、アラブ諸国全体で、
脆弱な雇用形態の比率は女性のほうが一貫して高くなっている。
例えば南アジアでは、2016年の脆弱雇用率が男性の72%強に対し、
女性は82%近くに上っている。
労働市場におけるジェンダー格差は、
報酬の差にまで及んでいる。
このように「女性」というジェンダー格差によって働きがいのある仕事が
できない人たちが沢山います。
ジェンダー格差問題
またここで取り上げたジェンダー格差は「女性」という性別に
絞ったものだけをお伝えしましたが、ジェンダー格差は「男性」だから、「女性」だからといった場面以外でも起きています。
その一例が「LGBT」です。
「働きがい」に関わる差別は「女性」だけではない。
自国ないし世界が経済成長をする上では、
1つ1つの企業における雇用環境がカギとなります。
整っていない雇用環境での労働は従業員のモチベーションを低下させ、
生産性が上がりません。
さらに雇用をしたくても、雇用環境の悪さから人が集まらないという
事態にさえなり得ます。
環境を見直すことが必要です
